「いつもと違う」腰痛に気づいていますか
丹波篠山で農作業や草刈りをされている方、長距離の車移動が日常的な方にとって、腰の痛みは身近な悩みです。中腰での作業、振り返りの動作、長時間の同じ姿勢。腰に負担がかかる場面は、丹波篠山の暮らしの中にいくつもあります。
たいていの腰痛は、安静にしていれば数日から数週間で自然に落ち着きます。しかし、腰の痛みの中には「整体や治療院に行く前に、まず病院へ」というものがあります。痛みの感じ方が似ていても、その裏に骨折、感染症、がん、神経の重篤な圧迫など、見逃すと取り返しのつかない状態になるものが隠れていることがあります。
このような警告信号を「レッドフラッグ」と呼びます。この記事では、診療ガイドラインや国際的な基準をもとに、具体的に何を確認すればよいかを整理します。「気にしすぎかな」と思っても構いません。1つでも当てはまるものがあれば、ためらわずに医療機関をご受診ください。整体に来る前に確認していただきたいことを、正直にお伝えします。
兵庫県丹波篠山市|完全予約制
読むだけでは変わらない痛みは、一度ご相談ください
藤井翔悟治療院 丹波篠山院では、テレビ・医師向けメディアに出演する理学療法士 藤井翔悟の筋膜アプローチで、 痛む場所ではなく“原因の場所”から整えます。初回 2,980円/営業時間 10:00〜17:00(完全予約制)。
この記事でわかること
この記事では次のことを整理しています。
腰痛のうち、重篤な疾患が原因になっているのはどれくらいか
すぐに病院へ行くべきサイン(レッドフラッグ)の具体的な一覧
特に注意が必要な「馬尾症候群」とはどのような状態か
レッドフラッグがない場合の、一般的な対処の考え方
病院と治療院をどう使い分けるか
なお、この記事はレッドフラッグを確認するための情報提供を目的としています。実際の診断・判断は医師にお任せください。腰痛全般についての詳しい説明は、丹波篠山で腰痛にお悩みの方へ のページもあわせてご参照ください。
腰痛の原因分類(概要)
非特異的腰痛
約85%
筋膜・姿勢など
経過とともに改善
神経根症
約10%
ヘルニア等
重篤な疾患
約5%
がん・骨折・感染
整体での
ケアが有用
まず病院へ
※腰痛診療ガイドライン2019等を参考にした概算値
図1:腰痛の原因分類。多くは非特異的腰痛だが、約5%には重篤な疾患が隠れている
腰痛の約5%に「見逃せない原因」がある
腰が痛くなる原因のうち、約85%は「非特異的腰痛」と分類されます。レントゲンやMRIで明確な原因が特定できないタイプで、筋膜の緊張、姿勢のクセ、日常の動作パターンなどが関わっていると考えられています。多くは時間とともに改善します。
残りの約15%のうち、大部分はヘルニアや脊柱管狭窄症など画像診断で確認できる疾患です。そして約5%に、骨折・がん・感染・馬尾症候群(神経の重篤な圧迫)といった、早急な医療的対応が必要な疾患が含まれます。
「5%なら少ない」と感じるかもしれません。しかし日本で腰痛を抱える方は約2,800万人ともいわれます。単純計算で140万人に「放置してはいけない腰痛」がある可能性があるということです。また、問題はこれらの重篤な腰痛が最初は一般的な腰痛と区別しにくいことにあります。がんの骨転移でも、ぎっくり腰に似た痛みが出ることがあります。感染による脊椎炎でも、初期は筋肉痛のように感じることがあります。
だからこそ「レッドフラッグ」(危険信号)という概念が重要です。国際理学療法師連盟(IFOMPT)が2020年に発表した国際的な枠組み(Finucane LM et al., JOSPT 2020)では、重篤な脊椎疾患のサインとして4つのカテゴリ(骨折・腫瘍・感染・馬尾症候群)を中心に整理されています。日本でも、日本整形外科学会・日本腰痛学会による「腰痛診療ガイドライン2019」の中にレッドフラッグが明示されており、医療機関での問診の標準的な確認事項となっています。
これらのサインは、痛みの強さとは必ずしも比例しません。「痛みが軽いから大丈夫」という判断が、発見の遅れにつながることがあります。以下のチェックリストに1つでも当てはまるものがあれば、まず医療機関へお持ちください。
重篤な脊椎疾患の4カテゴリ
骨折
高齢・転倒歴
ステロイド長期服用
外傷後の激しい痛み
(椎体圧迫骨折)
腫瘍・がん
がんの既往歴
体重の急激な減少
安静時も続く痛み
夜間痛
感染症
発熱を伴う腰痛
免疫低下状態
(糖尿病・ステロイド)
(化膿性脊椎炎)
馬尾症候群
両足のしびれ・脱力
陰部・肛門のしびれ
排尿・排便困難
→ 緊急受診が必要
比較的
頻度が高い
特に
緊急性が高い
Finucane LM et al., JOSPT 2020 / 腰痛診療ガイドライン2019 をもとに作成
図2:重篤な脊椎疾患の4カテゴリ。馬尾症候群は特に緊急性が高い
なぜ最初に「ただの腰痛」に見えるのか
重篤な疾患による腰痛が見逃されやすい理由の一つは、「痛む場所」と「原因の場所」が必ずしも一致しないことにあります。腰が痛いから腰に原因がある、とは限らないのです。
たとえば、乳がんや肺がんが脊椎に転移した場合(骨転移)、腰や背中の鈍い痛みが最初の症状として現れることがあります。腰そのものに問題があるように感じますが、実際の病変は転移したがん細胞です。この段階では画像検査を行わないと判明しないことが多く、一般的な腰痛と区別がつきにくい状態です。がんの既往歴がある方で腰痛が出た場合は、必ず医療機関に相談してください。
感染症(化膿性脊椎炎)の場合も同様です。細菌が脊椎の椎体や椎間板に感染することで強い炎症が起き、腰や背中の痛みが出ます。発熱を伴うことが多いのですが、初期は微熱であったり、農作業の疲れと混同されることもあります。糖尿病がある方、免疫が低下している方、ステロイドを長期服用している方は、感染リスクが高いとされています。
骨粗鬆症のある方(特に高齢の女性)では、農作業中の軽い動作やくしゃみ、日常の負荷だけで椎体圧迫骨折が起きることがあります。「大した外傷ではないから大丈夫」と自己判断せず、転倒後や動作後に急に腰痛が出た場合は画像診断を受けることをお勧めします。
馬尾症候群は、腰椎の中を走る神経の束(馬尾神経)が強く圧迫される状態です。ヘルニアや腫瘍、骨折の破片などが原因になります。特徴的なのは、腰の痛みだけでなく、両足のしびれや脱力、陰部・肛門周辺のしびれ(鞍部麻痺)、排尿・排便のコントロールが難しくなる症状です。これらが出た場合は、時間を置かずに救急外来に向かうことを強くお勧めします。神経が長時間圧迫されるほど、回復の見込みが下がります。
これらに共通しているのは、「腰が痛い」という症状だけを見ていると区別がつきにくいという点です。だからこそ、痛みの周辺にある他のサイン(発熱、体重減少、夜間痛、神経症状など)を組み合わせて判断することが大切なのです。
腰痛のレッドフラッグ チェックリスト
1つでも当てはまれば医療機関を受診してください
1
がんの既往がある、または治療中
2
理由のない体重減少(1〜2ヶ月で数kg)
3
38度以上の発熱、または原因不明の微熱が続く
4
安静にしていても痛い・夜中に痛みで目が覚める
5
転倒・外傷の後に急に腰痛が出た(高齢の方)
6
ステロイド薬を長期服用している
7
両足のしびれ・脱力が同時に出ている
8
陰部・肛門周辺のしびれや感覚の低下がある
9
尿・便のコントロールが難しくなった
10
これまでに経験したことのない突然の激しい腰痛
がん・骨折・
感染のサイン
馬尾症候群の
サイン
(緊急受診)
腰痛診療ガイドライン2019・Finucane et al. JOSPT 2020 等をもとに作成
図3:腰痛のレッドフラッグ チェックリスト。1〜6は主にがん・骨折・感染、7〜9は馬尾症候群のサイン
やってはいけないこと
①「いつもの腰痛だろう」と自己判断して様子を見る
前述のレッドフラッグが1つでも当てはまっている場合、「しばらくすれば治るだろう」という判断は危険です。がんの転移や感染症は、早期に対処できるかどうかで経過が大きく変わります。痛みが軽くても、レッドフラッグがある場合は受診を優先してください。
②マッサージや強い施術を続ける
骨折や感染がある場合、患部に強い刺激を加えることで状態が悪化することがあります。骨粗鬆症による椎体圧迫骨折では、不安定な骨に力が加わることでさらに骨折が進行するリスクがあります。感染症による脊椎炎も、炎症部位への刺激は避けるべきです。レッドフラッグがある状態での強い施術は、控えてください。
③馬尾症候群のサインを翌朝まで様子見する
両足のしびれ・陰部のしびれ・排尿排便のコントロール困難が重なる場合は、深夜・早朝であっても救急外来を受診することを強くお勧めします。「整体で良くなるかもしれない」「翌朝になれば改善するかも」という判断が、神経の不可逆的な損傷につながることがあります。神経圧迫が長時間続くほど、回復が難しくなります。
④湿布を貼って受診を先延ばしにする
湿布は痛みを一時的に和らげますが、原因を治療するものではありません。「貼ったら少し楽になった」という経験が、受診の遅れにつながることがあります。レッドフラッグがある場合は、湿布の効果に関わらず受診を優先してください。
受診をおすすめするサイン(レッドフラッグ一覧)
以下のいずれかが当てはまる場合は、整体・鍼灸・治療院よりも先に、整形外科またはかかりつけ医(内科・総合診療科)を受診してください。
がんの既往歴がある、または現在治療中である
理由のない体重減少が続いている(1〜2ヶ月で数kg以上)
38度以上の発熱、または原因不明の微熱が数日以上続いている
安静にしていても痛みが続く、または夜中に痛みで目が覚める
転倒や事故のあとに急に腰痛が出た(特に高齢の方・骨粗鬆症のある方)
長期間ステロイド薬を服用している
両足同時にしびれや脱力が出ている
陰部・肛門周辺の感覚が鈍い、しびれがある(鞍部麻痺)
尿や便のコントロールが難しくなった(尿漏れ・排尿困難・便漏れなど)
これまでに経験したことのない突然の激しい腰痛
特に両足のしびれ・陰部のしびれ・排尿排便のコントロール困難 が重なる場合は、馬尾症候群の可能性があります。この症状が出た場合は、時間帯に関わらず救急外来を受診することをお勧めします。
馬尾症候群:一般的なしびれとの違い
片足のしびれ
(一般的なパターン)
片側のみ
整形外科へ
馬尾症候群の
警戒すべきサイン
両足+陰部+
排尿困難
→
よくある
パターン
緊急性が
高い状態
→ 救急受診
※両足のしびれ+陰部しびれ+排尿困難が揃った場合は緊急性が高い
図4:片足のしびれ(比較的一般的)と馬尾症候群のサイン(緊急性が高い)の違い
自分でできること:レッドフラッグがない場合
前述のレッドフラッグがいずれも当てはまらない場合は、多くのケースで一般的な腰痛(非特異的腰痛)として対処できます。以下の確認を定期的に行いながら経過を見てください。
① 体重・体温を定期的に確認する
月に一度、体重を測る習慣をつけましょう。1〜2ヶ月で3〜4kg以上の意図しない体重減少があれば、かかりつけ医にご相談ください。また、腰が痛いときに体温計で発熱の有無を確認することも大切です。農作業後の疲労感と感染による発熱は区別がつきにくいことがあります。38度以上、または37度台の微熱が数日続く場合は受診の目安とされています。
② 排尿・排便の変化に注意する
腰痛と同時に、尿が出にくい・我慢できない・便が出にくいなどの変化がないか確認してください。腰痛と排尿排便の変化が同時に起きているときは、内科・整形外科への受診をお勧めします。これらは腰椎から出る神経が関わっているサインである可能性があります。
③ 痛みの経過を観察する
一般的な腰痛は、安静にすることで数日から1週間程度で少しずつ楽になります。安静にしているのに痛みが増す、または3〜4週間経っても改善しない場合は、改めてレッドフラッグを確認した上で受診を検討してください。
④ 急性期の過ごし方(発症後72時間)
急に腰が痛くなった直後(48〜72時間)は、炎症が起きていることが多いため、患部を無理に動かさず安静を保つことが基本です。ただし、ベッドで長期間安静にし続けることは、回復を遅らせる可能性があります。研究では、痛みが許す範囲での早期の日常生活への復帰が推奨されています。冷やすか温めるかは時期によって異なります。発症直後は冷やす(アイシング10〜15分を1日3〜4回)ことで炎症を抑えられます。慢性期(数週間以上)は温めることで血行が改善し、筋肉の緊張が和らぐことがあります。
⑤ 3日以上続く・日常生活に支障が出る場合
痛みが3日以上続く場合、または日常生活の動作(起き上がり・歩行・着替え)に支障が出ている場合は、整形外科を受診して診断を受けることをお勧めします。レントゲンやMRIで重篤な原因がないことを確認した上で、施術や運動療法を検討する流れが安全です。
腰痛の受診判断フロー
腰が痛い
レッドフラッグ
がある?
はい
整形外科・内科へ
(馬尾症候群は救急)
いいえ
3日以上続く・
生活に支障がある?
はい
整形外科受診を
検討する
いいえ
安静・経過観察
治療院への相談も可
最初の
判断ポイント
※このフローは目安です。迷った場合は医師にご相談ください
図5:腰痛の受診判断フロー。レッドフラッグの有無が最初の分岐点
当院の考え方
藤井翔悟治療院 丹波篠山院では、初回のご来院時に問診をしっかりと行い、レッドフラッグに該当するサインがないかを確認しています。問診では、いつから痛み始めたか、どのような動作で痛むか、安静時の痛みの有無、過去のがん・骨折・手術歴、現在服用中の薬、しびれや神経症状の有無などをうかがいます。
もし問診の中でレッドフラッグに該当する可能性があると判断した場合は、施術よりも先に医療機関への受診をお勧めしています。「治療院に来たのに受診を勧めるのか」と感じるかもしれません。しかし、施術が有効な状態かどうかを見極めることが、患者さんへの最も誠実な対応だと考えています。
レッドフラッグが当てはまらず、「非特異的腰痛」と考えられる場合は、当院技術責任者・藤井翔悟(理学療法士)の考え方に基づき、痛む場所ではなく「原因の場所」を検査で特定するアプローチを取ります。腰の痛みであっても、股関節の可動域の制限、胸椎の動きの硬さ、筋膜の張りが関わっていることが、当院の経験ではよくあります。施術の効果には個人差があり、改善を保証するものではありません。
初回は 2,980円(初診料込み) で対応しています。ご相談は 予約フォーム からどうぞ。詳しい場所はご予約時にご案内します(受付電話:075-748-1410、受付時間10:00〜17:00・完全予約制)。
病院と治療院の使い分け
病院・クリニック
(整形外科・内科)
・レッドフラッグがある
・画像診断が必要
・神経症状がある
・手術適応の確認
・保険適用の治療
判断が先のとき
こちらへ
/
治療院・整体
(理学療法士等)
・レッドフラッグがない
・動き・姿勢の改善
・再発予防のケア
・日常動作の指導
・原因の場所の特定
疾患除外後に
有効な場合がある
疾患の
除外が先
問題なければ
こちらも有効
どちらか一方が正しいというわけではなく、状況に応じて使い分けるものです
図6:病院と治療院の使い分け。レッドフラッグがある場合は病院が先
よくある質問
Q1. レッドフラッグが当てはまりますが、痛みが軽い場合も受診が必要ですか?
はい、痛みの強さに関わらず受診をお勧めします。たとえばがんの骨転移による腰痛は、初期は軽い鈍痛や違和感であることが多く、「たいしたことない」と感じやすいです。レッドフラッグは痛みの強さではなく、「背景にある可能性のある疾患」に着目したサインです。軽い痛みでも、該当するサインがあれば整形外科やかかりつけ医にご相談ください。
Q2. 整体や治療院に行く前に、来院前相談はできますか?
はい、当院ではご来院前にお電話(075-748-1410)でご相談いただくことができます。症状や状況をうかがって、まず医療機関への受診が適切かどうかをお伝えします。「整体か病院か迷っている」という段階のご相談も歓迎しています。なお受付時間は10:00〜17:00・完全予約制です。
Q3. 馬尾症候群かどうか、自分で確認できますか?
完全な自己診断は難しいですが、次の3点を確認してください。(1)両足のしびれや脱力が同時にある、(2)陰部・肛門周辺のしびれや感覚の低下がある、(3)尿や便のコントロールが難しい。このうち2つ以上が当てはまる場合は、夜間や休日でも救急外来の受診をお勧めします。症状が急に出た場合は特に緊急性が高く、神経圧迫が続く時間が長いほど回復が難しくなることがわかっています。
Q4. 丹波篠山でレッドフラッグが出た場合、どこを受診すればよいですか?
平日・日中であれば、丹波篠山市内の整形外科クリニックや丹波篠山市立病院にまずご相談ください。夜間・休日の場合は、丹波篠山市の夜間救急または近隣の三田市・丹波市の救急外来をご利用ください。馬尾症候群が疑われる場合は、救急車の利用も選択肢です。
まとめ
腰痛の多くは時間とともに自然に改善しますが、約5%には見逃せない重篤な疾患が隠れています。レッドフラッグ(がんの既往・体重減少・発熱・安静時痛・神経症状・外傷歴など)が1つでも当てはまる場合は、まず整形外科やかかりつけ医への受診を優先してください。
特に、両足のしびれ・陰部のしびれ・排尿排便のコントロール困難が重なる場合は、馬尾症候群の可能性があります。時間帯に関わらず救急外来を受診することをお勧めします。
レッドフラッグに該当しない腰痛については、丹波篠山で腰痛にお悩みの方へ のページもあわせてご参照ください。丹波篠山・丹波市・三田市・西脇市にお住まいで、腰のことでお悩みの方はお気軽にご相談ください。
Finucane LM, Downie A, Mercer C, et al. International Framework for Red Flags for Potential Serious Spinal Pathologies. J Orthop Sports Phys Ther. 2020;50(7):350-372. DOI: 10.2519/jospt.2020.9971(PubMed: 32438853)
日本整形外科学会・日本腰痛学会(監修). 腰痛診療ガイドライン2019 改訂第2版. 南江堂, 2019.
本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、診断・治療など医療行為に代わるものではありません。施術の効果には個人差があります。症状が続く・悪化する場合は医療機関にご相談ください。